雪の日☃️

昨夜から降り続く雨に包まれた皿倉山。
その静かな山に、保全部員11名の仲間が集まりました。
本来予定していた煌彩〜国見横断道での伐木作業。しかし、雨はやがて雪へと変わり、山は厳しい表情を見せ始めます。
安全を最優先に、作業はやむなく中止――。
それでも、ここで立ち止まる仲間たちではありません。
急きょ円になり、話し合いが始まりました。
理事会からの報告、来年度に向けた確認事項、そして活発な質疑応答。
山を想う気持ちが重なり合い、気がつけば1時間半。
冷たい空気の中、熱い議論が交わされました。

午後からは、新入部員の「学びたい」という声に応え、チェーンソーの取扱講座が開かれ、また別の仲間はツバキ園の作業へ――

それぞれが「今できること」を求め、自然と行動へ移っていきます。
天候に作業を阻まれても、想いまで止めることはできない。
何か役に立てることはないかと考え、動き続ける保全部員たち。
その静かで確かな熱意こそが、
これからも皿倉山の自然を守り、未来へとつないでいくのです。(T.Y)

清掃登山(1月)

今年はじめての清掃登山の日。
一般参加者11名、会員16名、合わせて27名がケーブル山麓駅に集まりました。
山には強い風が吹き、じっとしていると体の芯まで冷えてしまうような寒さ。
それでも、いつもの準備体操で体をほぐし、注意事項にしっかり耳を傾けて、元気にスタートです。

先頭リーダーの合図で、まずは2合目でひと休み。水分をとり、上着を調整して、体も気持ちもリフレッシュしました。
その後も4合目、6合目とこまめに休憩をはさみながら、みんなで声を掛け合い、山頂を目指します。

途中、登山道のそばで不法投棄と思われる大きなゴミを発見。
会員が交代しながら、慎重に運び、登山道を進みました。

そして正午ごろ。
全員そろって、無事にビジターセンターへ到着です。

恒例の集合写真を撮ったあとは、センター内の休憩室で反省会。甘いお菓子と温かいお茶に、思わず「ほっ」とひと息。
寒さで強張っていた表情にも、少しずつ笑顔が戻っていきました。

寒い中、本当にお疲れ様でした。
次回の清掃登山も、ぜひご参加ください。(T.Y)

保全作業 めぐみの森🌲

1月24日(土)
皿倉山頂付近の気温は2℃。
吐く息が白くなる朝、ヤマボウシ小屋に8人の仲間が集まりました。
今日向かうのは、めぐみの森コース。
雪の残る静かな山道へ、スコップや唐鍬、高枝切りバサミを手に、一歩一歩踏み出します。

細くなり、歩きにくくなった登山道。
山側の土を削り、ならし、道に新しい息を吹き込むように、黙々と手を動かしました。

作業を終えた仲間は階段へ向かい、積もった落ち葉を丁寧に掃き清めます。

折れた枝を見つけては、高枝切りバサミで処理する部員。その一つひとつの動きが、
「また誰かが、安心してこの山を歩けますように」
そんな願いに見えてきます。

雪がちらつく中でも、約1時間。
寒さに負けず、言葉も少なく、ただ山と向き合い続けました。

帰り道、折れた杉の大木が他の木に引っ掛かる危険な場所を発見。気づくこと、伝えることも、私たちの大切な役目です。
登山者の皆さん、どうぞお気をつけください。

作業を終え小屋へ戻り、昼食後の反省会。
新しい幹事を中心に、来年度の活動について熱い想いが交わされました。

この山を、次の誰かへ。
静かな決意を胸に、皿倉の一日は、そっと暮れていきました。(T.Y)

パトロールの日🌲

1月18日、暖かな冬の日差しが登山者に差し込む日曜日。
ケーブル山麓駅前に、15名の保全部員が集まりました。
部員たちの心の中に流れていたのは、同じ想い――
「今日も、この道を守ろう」という、あたたかな決意でした。

歩き始めたのは、ふもと食堂から。
煌彩の森迂回路〜国見岩横断〜河内貯水池分かれ〜冬桜広場〜森林植物園入口〜ヤマボウシ小屋を目指す、長く険しい道のり。
決して楽ではない、それでも誰一人、後ろを向きません。

森に入ってすぐ、倒木が行く手をふさぎました。
けれどその前で立ち止まる人はいません。
声を掛け合い、手を伸ばし、力を合わせる。
倒木は、いつの間にか「試練」から「絆」へと姿を変えていました。

トンボを手に、石を拾い、道の脇へ運ぶ部員。
足元の小さな石ひとつが、誰かの安心につながることを、皆が知っているからです。
煌彩の森には、岩や石が散らばり、先月のパトロールのときに巻いたテープが、森の中で静かに時を刻んでいました。
横断コースでは、倒れたロープ支柱が見つかります。
それもまた、森からの「気づいて」という合図。
倒木や枯木に巻かれるシールは、未来への約束のしるしです。

12時半、ヤマボウシ小屋に到着。
疲れたはずの顔に浮かぶのは、不思議とやさしい笑顔。
ここまで歩いてきた道のりが、心をひとつにしていました。
昼食をとり、13時過ぎ、再び歩き出します。
下り坂でも、気は抜きません。
横断溝、階段、ひとつひとつを確かめながら、「安全」を次の季節へ手渡していきます。

こうして今日のパトロールは、無事に終了。
記録されたひとつひとつのチェックは、
2月の保全作業へと受け継がれ、登山道を、やさしく、強い道へと変えていくでしょう。
誰にも気づかれないかもしれない。
それでも、この森を歩くすべての人のために。
15人の想いは、今日も森の中に、静かに残されました。(T.Y)