深緑で森林浴–第2回植物観察会

今日は、6月1日!西井田光広先生にご指導いただきました。参加者は20名(うち初参加5名)、スタッフは11名、研修生は4名の計36名でした。]

今回も快晴のお天気に恵まれ、気持ち良い新緑の中、植物観察会スタート。
VCにて、先生の資料のハンカチノキの座学を始める。雄花、雌花の違いの説明や、名前の由来の白いものは、花びらではなく葉が変形した苞葉(ほうよう)であり、10年以上の正木にならないと「ハンカチ」ができないなど。


VC前で準備体操のあと、オオヤマレンゲとウケザキオオヤマレンゲが見頃を迎えていたので、急きょVC下の植物園に見学へ。ウケザキオオヤマレンゲが満開で可憐で美しかった。
VCの周りはウツギ、ヤマボウシ、エゴの花が満開で、特に今年は花芽が多く、足元は落ちた花の絨毯になっていて、参加者たちは感動していた。


皿倉平へ向かってゆっくり進み、皿倉平でもヤマボウシ、カマツカ、ガマズミ、イヌシデなどの樹木がたくさんのツボミや花をつけて綺麗だった。
権現周回路を通り山頂へ。途中、クマノアシガタ、キツネノボタン、カノコソウ、ナルコユリなどが咲き乱れて、参加者たちは可愛いを連呼して楽しんでいた。


権現山山頂、ピクニック日和の空の下で、昼食を済ませ、ゆっくり林道を下り、14時皿倉平で解散。


初参加の参加者からは、知らなかった自然の世界を知ることができて、視野が広がった。これからは、皿倉山に頻繁に登って来たいと嬉しい言葉が聞かれ、もっと回数を増やしてほしいなどの意見もあり、満足していただいて、植物観察会を終えることができた。

新緑の皿倉、河内の山・里歩き

5月14日は、気温27℃と暖かく、良い天気に恵まれました。この日、13kmの健脚コースである「新緑の皿倉、河内の山・里歩き」がスタートしました。本年から集合時間を1時間早め、朝の冷気が残る時間帯に洞見平に向かう急登を登りました。

5月の山中は、新緑が鮮やかで風もまだひんやりとしたり心地よい一時です。計42名の参加者とスタッフは、道沿いの新緑や野の花、竹林を楽しみながら昼食地の旧あじさいの湯に着きました。

昼食後、田植え前の田んぼに案山子が並ぶ奥田の里を抜けて市ノ瀬峠へ。市ノ瀬峠では、大きな桜の倒木が登山口を塞いでいたのですが、参加者たちはそれを乗り越えて進みました。

市ノ瀬からは皿倉平へ爽健の森を登り返しました。この道は急ではありませんが、疲れ始めた体には長く感じられました。ようやく着いた皿倉平は一次解散地でしたが、離脱者は数名のみでほとんどの参加者が煌彩の森を下り、本格的な登山シーズン前の足試しに満足して家路に付きました。

この一日、自然の美しさと四季折々の風景を楽しみながら、皆で共有することができました。今後の活動も期待です!

ファミリー登山 in 皿倉山

5月5日、こどもの日に愛護会主催の初めてのファミリー登山を開催しました。親と子供、祖父母と孫、さらには3世代家族など多様なファミリーが集まり、皿倉山の自然に触れ合うことを目的として企画されました。

晴天の下、4家族・子供5人・大人7人の参加で出発前の開会式と準備体操を行った後、「エイエイオー!」の大声で銅像前広場を出発しました。

表登山道コースをゆっくり歩きながら、2合目では水分補給や衣服の調整を行い、子供たちにはおやつを配りました。

意外にも子供たちの足取りは軽快で、野鳥の鳴き声や植物の観察を楽しみながら、4合目に到着しました。ここでは皿倉山の魅力を知ってもらうためにクイズを出題していると、アナグマ君がサプライズゲストとして登場し、参加者は大いに興味を持っていました。

6合目で皿倉八景の楓杉峡を堪能した後、ラストスパートに突入。ゴール地点のビジターセンターまで子供たちのペースは落ちることなく、無事に到着しました。木メダルを受け取り、ファミリー登山を終了しました。

最近、小さい子どもと関わる機会が少なかった私たちにとって、この山歩きは新鮮な気分とパワーを与えてくれました。

🌸 第1回植物観察会(4月6日開催) 🌸

春の風が少しだけ頬をなでる中、空は澄みわたり、まさに花見日和の一日となりました!
待ちに待った今年度最初の植物観察会には、講師に香月茂樹先生をお迎えし、参加者30名(うち初参加12名)、スタッフ12名を含む総勢43名の大所帯での開催となりました。

広がる春の空気の中、参加者の皆さんは先生のお話に夢中で耳を傾け、熱心にメモを取りながら常にまとまって行動。初参加の方々もすっかり打ち解け、終始和やかな雰囲気で観察が進みました。

そして今回のメインイベント「白寿の桜」はというと……心配された開花状況もまったくの杞憂!ほぼ満開の圧巻の姿で、見る者すべてを魅了し、あちこちから「わぁーっ!」と感嘆の声があがりました🌸
サクラ広場では、ピンク色の濃淡が織りなすグラデーションに、まばゆい黄色のレンギョウがアクセントとなり、まるで春色の絵画のような光景に。

足元にも春の訪れがたっぷりと。スミレ、オオイヌノフグリ、タンポポ、キランソウといった野草たちが可憐に咲き乱れ、視線を落としても楽しみが尽きません。何より、香月先生の豊富な知識とユーモアあふれるトークが、参加者の心をしっかりつかみ、特に初参加の方からは「とても楽しく学べた!次回もぜひ参加したい!」との嬉しい声がたくさん寄せられました。

春のエネルギーに満ちた観察会となり、幸先の良いスタートを切ることができました。
次回も、皆さんと一緒に自然の魅力をたっぷり楽しめることを楽しみにしています!