秋の清掃登山

暑さ対策として、集合時間を通常より早い8時30分に設定して清掃登山を計画しましたが、この日の朝は思いのほか涼しい気候でした。一般参加者9名(うち初参加7名)とスタッフ11名の、合計20名の大きなグループで実施しました。スタッフによるコースの説明、体調管理および事故防止に関する注意事項の説明、そして準備運動を行った後、清掃登山に出発しました。

実りの秋といいますか、道端には平茸やたまこ茸が顔をのぞかせ、小鳥の好む木の実や真っ赤な彼岸花が目に映ります。ゴミを探す目にも、そんな秋の彩りが癒しとなってくれました。石壁の表面には青々としたマメヅルが這い、小さな命のゆりかごのようです。ゆめな、ユウガギク、ムラサキツメクサ、ブタナが競うように花を咲かせ、秋の訪れを告げていました。 

一行は、2合目広場で小休憩を取り(水分補給・服装の調整・飴の配布)、4合目と6合目でも水分補給のための休憩をはさみました。皿倉平では一斉清掃を行い、その後ビジターセンターへ到着。ささやかな感謝の気持ちとして、お菓子とジュースがふるまわれました。みんなで一息ついたあと、集合写真を撮影し、本日の清掃登山を無事に終了しました。


皆さんのおかげで、山は美しく保たれ、登山者がいつまでも愛せる山であり続けています。感謝の気持ちを込めて──また会いましょう!

皿倉山満喫、涼を求めて皿倉山上散歩

9月に入っても真夏日が続く中、少しでも涼しさを求めて「皿倉山満喫、涼を求めて皿倉山上散歩」を開催しました。山頂周辺は下界より3~4℃ほど気温が低く、林間コースを歩けば心地よい風に包まれます。今回は、山頂直下を周回するアップダウンの少ないルートを選び、咲き始めた秋の花々を楽しみながらの散策となりました。

しかし、この夏の異常な暑さの影響もあり、参加者の皆さんの中には久しぶりの山歩きという方も多かったようです。そのため途中で離脱する方も出ましたが、体調不良になった方を含め、全員無事に下山できたことは本当に安心でした。近年の気候変動の中で、安全に配慮した登山計画の難しさを改めて実感する一日でもありました。

それでも、花を写真に収めたり、木陰で涼を味わったり、自然の中での時間はやはり格別です。山頂に着いたときに吹いた爽やかな風と、広がる絶景には思わず「来てよかった」と声に出してしまうほどでした。国見登山道を下山するときには、達成感と心地よい疲労感が残り、まさに“清涼感を味わうひととき”となりました。

第5回 森のカルチャー

天候不良が予想されましたが、無事開催できました  今日はクサギの実で染めます。

まずは、白いシルクのショールに模様を入れる準備

どんな模様にしようかな~

皆さんが模様を作っている間に

染液準備 40度で温めたクサギの実をもみつぶし

生地を漬け込んで、

焙煎液に浸し

どんな色になるか楽しみです

広げて乾す 素敵な模様ができました

保全作業 ふれあいの森

9月6日、保全部員13名が参加し、花尾・帆柱コースのふれあいの森の保全作業を行いました。
やまぼうし小屋で作業内容を確認し、必要な道具を揃えて出発!参加者が多かったので、2手に分かれました。
花尾の辻コースグループは、”あまね号”が思っていた場所まで入れず、みんなで道具で運んだらお昼になってしまいました。

帆柱コースは、登山道に倒れた倒木の処理方法を相談し作業開始。

帆柱山に向かう登山道は再び歩きやすくなりました。

2グループ合流してお昼ご飯でエネルギー補充した後は、次の作業へ。伐木作業が中心だったので、チェーンソーやロープを使って安全第一で作業を行いました。
本日の作業結果は伐木5本、枝落とし7本でした。

今日も暑かった。みんな汗びっしょりで、虫にも悩まされたけれど、登山道が整備されて晴れやかな気持ちで作業を終了しました。(Y.H)