紅葉の皿倉、河内の山・里歩き

11月16(木)、曇り空の下で「紅葉の皿倉、河内の山・里歩き」が開催され、一般参加者36名が集まりました。今年の紅葉は少し遅れ気味でしたが、所々に見える赤や黄色の色付きに、参加者の皆さんからは感嘆の声があがりました。

最初の急登となる洞見平までの道中、だんだん広場から登り始めると、息が上がるような道のり。それでも、たどり着いたフユサクラ広場では山中の静けさの中に赤いモミジと白いフユサクラが美しい対比を見せており、参加者たちはしばし足を止めて景色を堪能しました。

カエデの森やさくら広場にあるドウダンツツジも紅葉が始まったばかり。東河内登山道では、前日の雨で滑りやすい道に注意を払いながら、皆で声を掛け合い慎重に下山しました。空腹を感じ始めたところで長い西河内林道を進み、アジサイの湯を目指します。

アジサイの湯ではおいしい食事で体力を回復。全員が元気な笑顔で「集合写真」を撮影しました。午後の部最初の見どころである「ギンナン山」では、紅葉の見頃がもう少し先といった様子でしたが、そこからは奥田の里歩きへ進行。沿道に咲く小さな花々や田んぼに立つ案山子を楽しみつつ市瀬峠でひと休みし、最後は爽健の森を一気に登り切り皿倉平へ到着しました。

全員が無事10kmを歩き切り、ここで一次解散。三分の二ほどの参加者がスタート地点である銅像広場までさらに下山し、最終的に全行程12kmを完歩しました。所要時間は6時間28分。この充実した山旅は、参加者たちの満足げな表情に表れていました。

紅葉を楽しみつつ心地よい疲労を味わう素晴らしいイベントとなり、自然と歩く喜びを再確認する一日となりました。

第2回野鳥観察会 〜山頂でハチクマの渡りを観よう〜

9月21日土曜日9時30分、帆柱ケーブルカー山麓駅に参加者13名、スタッフ11名(ボランティア研修生6名含む)及び北九州野鳥の会の梅野講師の総勢25名が集まりました。
 予報では皆さんの熱い期待を裏切るような南西の風4m/hでしたが、講師の言うハチクマが飛ぶ5%の可能性にかけて山頂に登りました。
 ハチクマとは夏鳥として日本に渡ってくるタカ科の猛禽類で、全長約60cm、羽を広げると120〜140cmにもなる主にハチの幼虫やサナギを食べる鳥です。夏にやってきて日本各地で繁殖し、毎年9〜10月中旬にかけて南下し、北九州上空付近を通り最終的には東南アジアを目指して飛んでいきます。上昇気流に乗り悠々と飛んで行く姿は人の心をざわつかせます。
 この日の山頂は残念ながら曇天で風が強くハチクマの勇姿を見ることはできませんでした。その後ビジターセンターでの座学で、ハチクマの説明や皿倉山周辺で梅野講師自ら地道にカメラに収めた鳥たちのスライドを見せて頂きました。
 この日はハチクマの渡り観察という目的は達成できませんでしたが、自然には勝てません。昨年の写真を下に載せます、ご鑑賞ください。

参加者の皆さんありがとうございました。

「修験者の道を訪ねる山歩き」

9月18日、猛暑日の予報が出る中、一般参加者27名、スタッフ12名で「修験者の道を訪ねる山歩き」が実施された。ルートは「煌彩の森」を皿倉平まで 登り、権現山のキャンプ場で昼食、その後権現山頂にある鷹見神社奥宮をスタートして、権現山~行者の森に立ち並ぶ鷹見神社12宮を めぐる山歩きである。

32℃を超えると熱中症のリスクが急に高まる為、各班のルートタイムは標準値の70%以下に設定し、休息と給水、そして 参加者全員で互いの体調をチェックし、励ましあいながら猛暑の中での夏山登山の無事故完遂を目指した。

途中同行した愛護会 ボランティア研修生2名が体調不良で離脱したが、82歳の最高齢者を筆頭に、70代、60代を中心とする27名の一般参加者は全員、普段の 鍛錬の成果を発揮して、スタッフと共に無事に解散地鷹見神社まで賑やかに談笑しながら完歩した。

猛暑の中の登山は高いリスクを伴うが、不断の体力つくりと、酷暑の夏山登山対策を講じて、温暖化の時代の山歩きを楽しむ一日となった。

爽やか清掃登山

本日は、清掃登山が行われました。集合時間の10:00には帆柱ケーブルカー山麓駅に、一般参加者5名、研修生3名、会員7名が集まり、総勢15名が参加しました。準備体操を行い、いよいよ出発です。

出発時の気温は既に32℃を超えており、汗だくのスタートとなりました。表登山道はいつも通りゴミが少なく、清潔な状態が保たれていました。参加者たちは汗を拭いながら目を凝らし、少しのゴミも見逃さないように探しました。戦果は少なかったものの、それは喜ばしいことでした。私たちの努力が実を結び、山がきれいなままであることを感じました。

道中では時々立ち止まり、水分補給を行いながら、晴れ渡る空と山のスカイラインを楽しみました。この美しい景色がいつまでも続くことを願わずにはいられません。参加者の中には小学生のお子さんもおり、暑さの中で元気に走り回り、みんなに活力を与えてくれました。

12:00には山頂付近のビジターセンターに到着しました。お菓子やジュースを楽しみながら、幹事から感謝の言葉が述べられ、最後に解散となりました。全員無事に下山し、清掃登山は無事終了しました。

この清掃登山を通じて、私たちは自然の美しさを再確認するとともに、その保全の大切さを改めて感じました。参加者全員が一体となり、山の清掃に取り組んだことで、心も体もリフレッシュできた一日となりました。