第5回 ほばしら探検隊 森も木も生きている(野鳥観察)

今日は待ちに待った第5回ほばしら探検隊!
探検隊の子どもたちは17人、スタッフさんは12人。お天気はピカピカの晴れ☀️。

まずは研修室で野鳥のビデオを見て、先生のお話を聞きました。
数日前に皿倉山の山頂で「ハチクマ🦅」が見えたらしい!
「今日も見られるかな?」とドキドキしながら、双眼鏡を持って出発しました。

山頂に着いて、みんなで空をじーっと見上げました。
「出てこい、ハチクマ!」
でも…今日は風の向きや時間がよくなかったのか、残念ながら姿は見られませんでした。

でも、がっかりなんてしていられません!
山頂では綱引き・縄跳び・鬼ごっこ・スイカ割り
「えいっ!」と力いっぱい綱を引いたり、スイカを叩いて大盛り上がり!🍉
みんな汗をかきながら、元気いっぱいに遊びました。

鳥には会えなかったけど、自然の中で仲間と笑って走り回った今日の探検は、とても楽しい思い出になりました。
次の探検では、どんな冒険が待っているのかな?ワクワク!✨

刈払機点検と草刈り〜Part2〜

9月の森は、やわらかな風に包まれていました。
朝晩のひんやりとした空気が、みんなの心を落ち着かせます。

9月20日。
10人の仲間たちが集まりました。

「雨がふる前に、やりとげよう」
そんな気持ちを胸に、みんなはすぐに外へ。

斜面に立つベテランの仲間。
刈払機を構えるその背中には、長い年月で育まれた自信と、「仲間を守る」という静かな責任感がありました。

一方で、平らな場所を担当する女性の仲間たち。
草を刈る手はていねいで、表情は真剣そのもの。
「わたしたちも役に立ちたい」
そんな思いが、黙々とした作業の中に込められていました。

春につづく2回目の草刈り。
「あのときより、きっと上手になっている」
心の中で小さな自信が芽を出し、それが作業をすすめる力になっていました。

空からぽつりと雨が落ちはじめたとき――
みんなの心には、達成感が広がっていました。
「間に合った」「やりとげた」
胸の奥がふっと温かくなる瞬間です。

作業のあと、ベテランの仲間が燃料を準備する姿を見守る部員たち。
その瞳には、尊敬と憧れと、
「いつか自分も」という未来への思いが映っていました。

刈払機の音が耳に残り、草のにおいが体をつつむ。
その中で生まれた笑顔は、努力と学びのあかしのように輝いていました。         (T.Y)

      『皿倉シスターズ』

第2回野鳥観察会 〜山頂でハチクマの渡りを見よう!〜

朝9時30分にスタート。一般参加者9名、スタッフ12名、そして講師1名の計22名が集合し、ケーブルカーに乗って山頂を目指しました。

この時期、全国のバードウォッチャーたちが心待ちにしているのが、ハチクマの渡りです。ハチクマはタカの仲間で、全長約60cm、翼を広げると120〜140cmにもなる迫力のある野鳥。毎年秋になると、日本各地から南へと渡っていくその雄大な姿を見ようと、多くの人が観察に訪れます。

今回の観察地は、山頂北側のブランコ周辺。現地では講師の梅野さんから、ハチクマの特徴や渡りについての簡単なレクチャーを受けました。

しかし…この日はあいにくの曇り空。風向きも悪く、昼前には雨が降りそうな予報。ハチクマの飛来を期待しつつ、全員で関門橋方面を見上げながら空をじっと観察しました。

1時間ほど粘ってみましたが、残念ながらハチクマの姿は1羽も確認できず。どうやら風待ちのため、どこかで足止めをされていたようです。

その後はビジターセンターへ移動し、研修室で梅野講師による特別映像上映タイム。なんと、前々日に同じ場所で撮影されたばかりのハチクマの渡り映像を見せていただきました!

そこにはなんと…341羽のハチクマが空を舞う圧巻の光景が!
タカ柱(たかばしら)と呼ばれる、円を描きながら上昇する姿も複数回観察できたそうで、まさに見応えたっぷり。皿倉山の上空をつかむ風に乗って、次々と南へと飛び立っていったそうです。

今回の観察会では直接ハチクマの姿を見ることは叶いませんでしたが、映像を通してその魅力をしっかりと感じることができました。そして何より、自然の中でじっくりと空を見上げる時間もまた、贅沢な体験だったのではないでしょうか。

ハチクマたちが無事に目的地までたどり着けるよう、祈りを込めて観察会は終了。
参加された皆さん、本当にお疲れさまでした!

また次回、青空の下でお会いできるのを楽しみにしています♪

皿倉山満喫、涼を求めて皿倉山上散歩

9月に入っても真夏日が続く中、少しでも涼しさを求めて「皿倉山満喫、涼を求めて皿倉山上散歩」を開催しました。山頂周辺は下界より3~4℃ほど気温が低く、林間コースを歩けば心地よい風に包まれます。今回は、山頂直下を周回するアップダウンの少ないルートを選び、咲き始めた秋の花々を楽しみながらの散策となりました。

しかし、この夏の異常な暑さの影響もあり、参加者の皆さんの中には久しぶりの山歩きという方も多かったようです。そのため途中で離脱する方も出ましたが、体調不良になった方を含め、全員無事に下山できたことは本当に安心でした。近年の気候変動の中で、安全に配慮した登山計画の難しさを改めて実感する一日でもありました。

それでも、花を写真に収めたり、木陰で涼を味わったり、自然の中での時間はやはり格別です。山頂に着いたときに吹いた爽やかな風と、広がる絶景には思わず「来てよかった」と声に出してしまうほどでした。国見登山道を下山するときには、達成感と心地よい疲労感が残り、まさに“清涼感を味わうひととき”となりました。