第2回 皿倉山ファミリー登山(5月5日)

5月5日、こどもの日に「第2回 皿倉山ファミリー登山」を実施しました。
当日は快晴に恵まれ、5家族16名のゲストと、愛護会ガイドスタッフ9名での開催となりました。

今回の参加者は、ほとんどが登山経験のない方々で、スタート時はやや不安そうな様子も見られました。しかし、登り始めると一変。国見岩コースの美しい新緑に包まれながら、どのご家族も軽快な足取りでぐんぐんと登っていきました。

途中の休憩では、水分補給や衣服調整を適宜行い、体調管理にも配慮。その結果、事前の下見とほぼ変わらないペースで、順調に洞見平へ到着することができました。

洞見平では、恒例となった「皿倉〇×クイズ」を実施。今年は寸劇を取り入れたバージョンアップ版となり、子どもたちはもちろん、大人も一緒に大いに盛り上がりました。

その後はいよいよラストスパート。絶壁の国見岩では家族ごとの記念撮影を行い、山頂では全員での集合写真を撮影しました。登頂を果たした達成感に包まれ、皆さんの表情はとても晴れやかでした。

最終ゴールであるビジターセンターに到着すると、周囲から温かい祝福を受け、見事全員が目標を達成。子どもたちは皿倉バッチとお土産を受け取り、その後は「こども祭り」へと参加しました。

今回、各家族にスタッフが1名ずつ付き添う体制をとったことで、参加者とのコミュニケーションも深まり、より安心で充実した登山体験となりました。ご家族にとっても、思い出に残る楽しい一日になったのではないかと思います。

一方で、最後に子どもたちから感想を一言ずつもらう機会を設けられなかった点は、来年への反省点として活かしていきたいところです。


参加者の声

「本日は大変お世話になりました。子どもたちも初めての体験をとても楽しんでおり、『また行きたい』と言っています。私自身も、普段なかなかこれほど体を動かす機会がないので、とても充実した一日を過ごすことができました。来年はもう少し体力をつけて参加できるよう、この一年頑張ります。」

植物観察会-春を飾るサクラと小花たち

前日の「花散らしの嵐」から一転、穏やかな花見日和となった4月5日植物観察会『春を飾るサクラと小花たち』が開催されました。
講師 西井田光広先生、参加者20名、スタッフ12名(研修生4名含む)、今回は珍しくリピーターばかりの和やかなスタートとなりました。
ケーブルカー山麓駅の桜はちょうど見ごろの満開、一年中で1番華やかな季節です。
全員揃ってケーブルカーで上がり、ビジターセンター休憩室で講師紹介、ルート、注意事項などを説明。


先生が用意してくださった資料「スプリングエフェメラル」をもとに座学が始まりました。
スプリングエフェメラルは春の一時期にのみ姿を見せ、夏の緑が茂る頃には姿を消してしまう草花達のことで、競争相手が少ない春先のうちにたっぷりと日差しを浴びて花を咲かせ、他の季節は地上を枯らして、地下で球根や地下茎の姿で休んでいます。
はかない花ながら、生き残っていく戦略に参加者たちは興味深く耳を傾けていました。
座学の後、準備体操を済ませ白寿の桜に向かって出発。
前日の春の嵐で花散りを心配しましたが、特に大島桜、山桜はどこもかしこも満開で、原種の大木の桜が織りなす色合いに風情を感じました。


今回も熱心な参加者の方が多く、先生への質問も頻繁に飛び交い、観察会は活気に満ちていました。
皆さんお疲れ様でした。

春の気配に包まれて――国見岩・東河内登山道とせせらぎ遊歩道を歩く

寒さが少しずつ和らぎ、春の気配が感じられ始めた3月14日。「国見岩・東河内登山道とせせらぎ遊歩道を往く」健康登山が開催されました。

参加者32名、スタッフ13名。参加者の半数が70代ということもあり、落ち着いた雰囲気かと思いきや、出発前からあちこちで明るい会話が弾み、リピーターの増加も感じられる和やかなスタートとなりました。

歩き始めてほどなく、早咲きのシナミザクラが私たちを出迎えてくれます。だんだん広場では河津桜も見頃を迎え、春の彩りが一行の足取りをさらに軽くしてくれました。国見岩登山道へ入ると、ヤブ椿やアオキの赤い実が目に入り、季節の移ろいを実感します。

洞見平では、咲き始めた馬酔木が静かに春の訪れを告げていました。参加者の皆さんの足取りも軽やかで、気づけば一気にさくら広場へ。空は澄み渡り、その先には福智山、さらに英彦山、そして霞の向こうには由布岳の姿まで望むことができ、思わず歓声が上がりました。

河内へと下り、昼食でひと息ついた後は、趣ある河内貯水池の石組み堰堤を眺めながら、せせらぎ遊歩道へと進みます。途中、亜字池に残るツタの絡まる石組みのポンプ小屋が一行の目を引き、歴史を感じる風景に足を止める場面もありました。

吊り橋の階段で記念写真を撮影し、いよいよせせらぎ遊歩道へ。初めて訪れる方も多く、清らかな水音とともに歩く道は新鮮な驚きに満ちていました。大蔵まで歩くと、集落の庭先に咲く花々が優しく迎えてくれ、最後まで春の彩りを楽しむことができました。

解散地の溝上酒造に到着すると、ちょうど酒蔵開きで賑わいを見せており、多くの人で活気にあふれていました。解散後は、新酒を味わう人、大蔵バス停へ向かう人、さらに3kmを歩いてケーブル駅まで戻る人と、それぞれの楽しみ方で一日を締めくくります。

春の訪れを全身で感じながら、自然と人との温かさに触れた今回の登山。心地よい疲れとともに、また次回への期待が膨らむ、そんな一日となりました。

第5回植物観察会 –春を呼ぶ早咲きの花々

「春に三日の晴れなし」という気象のことわざがあるように、コロコロ変わる天候の中、ちょうど合間の晴天に恵まれ、講師香月茂樹先生、スタッフ8名、一般参加者27名、総勢36名が早春の花たちに会うのを楽しみに、ケープカー山麓駅に集まりました。
全員揃ってビジターセンターに進み、講師紹介、スケジュール、コース、注意事項などを説明。
先生が用意してくださった資料「早春の山野草」をもとに座学が始まりました。


観測史上例を見ない全国的な異常気象。皿倉山においても、山上駅の改造、山頂付近の施設の改造・新築などにより、来客の増加と環境のバランスが懸念され、自然界に影響を与えているようです。
今から出会う植物や木の実の特徴、生息地域、歴史的背景の説明に参加者の皆さんは資料を見ながら真剣そのもの。興味深い話もあり、自然の変化を感じる方も多かったようです。
座学の後、準備体操を済ませ、薬用植物園に向かって出発。


早春とはいえ、肌寒い冬枯れの季節、オオイヌノフグリ以外の小花たちはまだまだ顔を出してくれません。
その代わり、アオキ、シロダモ、ネズミモチ、ヤシャブシなどの木の実たちがたわわに実っていました。


散策中は唯一アオキの赤い実が皿倉山の緑に映えていましたが、薬用植物園では一転、カワヅザクラが満開を迎えつつあり、サザンカ、ワビスケなど色鮮やかな風景が展開し、皆んな一斉に声をあげて喜んでいました。
薬用植物園ではセリバオウレンやカラタチバナ、ミツマタが可憐に咲いていました。
皿倉平に戻り解散。寒い中、熱心な参加者の皆さんと早春の皿倉山を散策し、花ウォッチングの醍醐味を味わうことができました。
皆さんお疲れ様でした。