ー九州自然歩道〜爽健の森コース―
10月11日(日)、パトロールの日。
気温20℃。秋の訪れを感じる気持ちのよい一日となりました。保全部員17名がヤマボウシ小屋に集合。心地よい秋の空気に誘われるようにパトロールへ向かう部員たちの顔にも笑顔がこぼれます。
打合せを済ませ午前10時30分、パトロール班と簡易保全作業班の2班に分かれて出発しました。


パトロール班は、いつものように危険木や横断溝の状態を一つひとつ確認。次回の作業に役立てられるよう危険木には白いテープを巻き、目印をつけていきます。
簡易保全作業班は、登山道沿いの細い枯木や危険な枯枝を取り除きながら、前へと進みます。






そして、いよいよ九州自然歩道へ。
ここは急な坂道が続き、なかなか整備が追いついていない場所です。足元に気を配りながら現場の木々を利用して、朽ちて崩れ落ちた横木を一つずつ取り替えていきました。少しでも、登山者が安全に歩けるように。その思いを胸に、部員たちは黙々と作業を続けます。すぐに目立つ仕事ではなくても、誰かの安心につながる大切な一歩です。





12時を過ぎ、パトロール班は市瀬峠登山口、作業班は東西分岐で昼食タイム。午前中の活動を終えしばし休息を取った部員たちは、午後の作業へと備えます。
午後の部は、爽健の森コースへ。
作業班は本日のメインとなる杉山橋に到着。最後の力を振り絞り、横木の取り替え作業に取りかかります。



作業の途中でパトロール班も合流し、お互いの仕事を確認し合いました。それぞれの場所で進めてきた活動が、ここでひとつにつながります。
そして、午後2時過ぎ。
17名全員が無事にヤマボウシ小屋へ到着しました。
反省会を終えた部員たちの顔には、一日の仕事をやり遂げた安堵感が広がります。
白いテープに託した次回への目印。 新しく取り替えられた横木。 そして誰かが安心して歩けるようにと注がれた、たくさんの手と心。
山道は、明日も変わらずそこにあります。
けれど今日の活動によって、その道はほんの少し歩きやすくなったはず。
秋の山に吹く風の中、部員たちの小さな積み重ねが、これからも登山者の安全を静かに支えていきます。(T.Y)


photo:megu,yasuko


