保全作業 花尾・帆柱コース🌲

7月12日(日)保全作業の日。

午前10時始発のケーブル山麓駅では、すでに気温30℃を超え、熱中症警戒アラートも発動中。そんな厳しい暑さの中、保全部員13名と研修生2名、計15名がヤマボウシ小屋に集合しました。

本日の作業場所は花尾・帆柱コース。前回のパトロールで確認した帆柱山頂付近の階段の取り替えと、ふれあいの森入口や山頂付近の登山道拡張作業を行います。

少しでも部員の体力を温存できるよう、今日も「あまね号」が出動。重い道具や荷物を権現の辻まで運び、作業開始前の負担を大きく減らしてくれました。

現場では、階段班と登山道拡張班の2チームに分かれて作業開始。さらに、作業に必要な杭や横木は前日までに有志の部員が現場近くまで運び込んでくれていました。こうした目立たない準備も、保全部会ならではの息の合った連携です。

気温は高いものの、木陰では時折心地よい風が吹き抜けます。各チームのリーダーは「少し休憩します。水分補給をしましょう!」とこまめに声を掛け合い、熱中症対策を徹底。そのおかげで体調を崩す人もなく、午前の作業を無事に終えることができました。

束の間の楽しい昼食を終え、午後の作業へ。

帆柱山頂付近では、倒木によって登山道がいつの間にか変わってしまっている場所がありました。今日はチェーンソーは使用せず、ノコギリで少しずつ倒木を切り分けながら撤去。あわせて登山者が安心して歩けるよう、新しいルートが分かりやすくなるように登山道を整備しました。

午後1時過ぎ、予定していた作業はすべて終了。2チームは帆柱山頂で合流し、ひと息ついた後、帰路につきました。

帰路途中も幹事の「水分補給をしましょう!」という声に合わせて何度か休憩を取りながら歩き、全員が無事にヤマボウシ小屋へ到着しました。

炎天下での活動だからこそ、一人ひとりが仲間を気遣い、決して無理をしない。その積み重ねが、安全な保全活動を支えています。

これからも、皿倉山を愛するすべての登山者が安心して気持ちよく歩ける登山道を目指して。私たち保全部会の挑戦は、これからも続いていきます。(T.Y)

photo:junko,miho,takako

さわやか健康清掃登山(6月)

6月28日 スタッフ18名、研修生1名、一般参加者5名の総勢24名が参加し、清掃登山を行いました。
6月から9月までは熱中症対策のため、清掃登山は午前8時30分に集合します。受付終了後準備体操を行い、水分補給などの注意事項を確認して、山麓駅銅像広場を午前9時にスタートしました。

梅雨や台風の影響で前日まで雨が降っていましたがこの日は天候にも恵まれ、時折爽やかな風が吹き抜けます。増水した川のせせらぎも心地よく、参加者は元気に歩みを進めました。

いつものように2・4・6合目で休憩を取り、衣服の調整や水分補給を行いながら、キャンディーで英気を養います。
道中では、キクラゲやサルノコシカケ、ウバユリ、マムシグサなど、さまざまな植物やキノコを発見。立ち止まってスタッフが参加者へ説明する場面も見られ、自然観察を楽しみながらの登山となりました。

午前11時過ぎ、全員無事にビジターセンターへ到着。恒例の記念撮影の後、休憩室で反省会を行いました。お茶や甘いお菓子、そしてスタッフ特製の梅ジュースが、疲れた身体を優しく癒やしてくれました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。次回の清掃登山にも、ぜひご参加ください!(T.Y)

photo:miho,takako

刈払機の点検整備

本日は保全部員13名、研修生3名で刈払機の点検整備を行いました。

ケーブルカーで山頂駅に着くと激しい雨と風で、しばらく待機。小降りになったところでビジターセンターに向かいました。

ビジターセンターの研修室では、YouTubeにて動画をみながら刈払機の点検の仕方や機械の使い方、注意点を学びました。チップソーの刃は、1つでも欠けていたら取り替えが必要なこと。作業の時は半径5メートルは離れないといけないこと。自分と他の人も守るための大切な決まりです。

映像で見ると、話を聞くだけではわからなかった事も解りやすく良い研修となりました。

その後やまぼうし小屋に場所を移し、実際に機械の点検と使い方の確認をしました。点検すると刃の欠けたチップソーが有り、新しい物と付け替え。そして実際に起動出来るか一台ずつ確認もしていきました。機械を安全に使うため、確認作業大切さを改めて感じました。これで次回の薬草園の草刈り準備はバッチリです。

photo yasuko.takako (H.Y)

パトロール花尾・帆柱コース🌲

6月14日(日)  パトロールの日。保全部員16名と研修生3名、計19名がヤマボウシ小屋に集合しました。
例年このコースは河頭山駐車場を出発しヤマボウシ小屋までを往復する過酷な行程でしたが、今回は暑さ対策としてヤマボウシ小屋~帆柱山~ふれあいの森~花尾の鞍~花尾山~中登山道~花尾分岐~花尾東登山口へと下る片道コースをパトロールします。

今日もパトロール班と簡易保全班の2班に分かれて行動します。
パトロール班は危険木や横断溝の状態を確認し、簡易保全班は登山道沿いの細い枯木や危険な枯枝を取り除いたり、簡単な登山道整備をしたりしながら前へ進みました。

チェック箇所が多かったためか、帆柱山頂に到着した頃にはすでに正午前。幹事の「ここで昼食にします!」の合図で、待ちに待ったランチタイムとなりました。
この日は気温もそれほど上がらず、涼しい風が心地よく吹き抜けます。仲間たちと語らいながら過ごすひとときは、パトロールの疲れを忘れさせてくれる貴重な時間となりました。

昼食を終え、いよいよふれあいの森へ足を踏み入れます。
静まり返った森の中は、一見するといつもと変わらないように見えました。しかし、その穏やかな風景の奥には、登山者の安全を脅かす“痕跡”が隠されています。
枯葉に覆われた階段、雨によって削られた登山道、行く手を阻む倒木――。
歩を進めるたびに新たな異変が現れ、まるで森が私たちに何かを訴えかけているかのようです。
「次はどこだ?」
仲間たちの視線は自然と足元や斜面へ向かいます。

見逃せば危険につながる小さなサイン。その一つひとつを確認しながら、私たちは森の謎を解き明かすように前へ進みました。

森が残した数々のサイン。そのすべてを解決したわけではありません。しかし、今日集めた手掛かりは確実に来月の保全作業へとつながります。次にこの道を訪れる登山者が安心して歩けるように――

私たちの調査は、まだまだ続きます。(T.Y)

photo:toshiko,yasuko,takako