10月17日(土)15名の部員たちがヤマボウシ小屋に集合しました。
今日の作業は、皿倉八景のひとつ「楓杉峡」の景観整備です。秋晴れの空の下、気持ちのよい一日になりそうな予感。部員たちの表情にも、今日の作業に向けた意欲があふれています。ミーティングを終えると道具をあまね号に積み込み、いざ出発!


楓杉峡は、『皿倉山ミドコロBOOK』にも紹介されている見どころのひとつ。楓と杉が織りなす美しいコントラスト、そして何より目を引くのが、アーチ状の石積み橋梁です。
この景観を訪れる登山者の皆さんに、より一層楽しんでいただけるよう、部員たちの整備作業が始まりました。






手の届かない場所には脚立や高枝切り鋸を使い、伸びた雑草や枝を丁寧に取り除いていきます。安全帯を装着し、仲間が脚立を支えるなど、安全への配慮も忘れません。互いに声を掛け合いながら、一つひとつの作業を着実に進めていきます。


その手を止めずに作業を続ける部員たち。登山者の皆さんから届く「お疲れ様です!」「ありがとうございます!」という温かな声が、何よりの励みになります。
山を訪れる人と、山を守る人。交わされる短い言葉の中に、皿倉山を大切に思う気持ちが通い合います。
そんな作業の途中、部員のひとりが蜂に刺されるというアクシデントもありましたが、その場で応急処置を行い、大事には至りませんでした。思いがけない出来事に気を引き締め直し、作業を続けます。
そして13時過ぎ、無事に本日の作業を終了。道具を片付け、ヤマボウシ小屋へと戻りました。

目に見える景色が整うこと。それはもちろん大切な成果です。けれど、そこには、訪れる人の笑顔を思い浮かべながら汗を流した部員たちの思いも、そっと残されています。
いつか楓杉峡を訪れた誰かが、石積みのアーチを見上げ、楓と杉の織りなす風景に心を留めてくれたなら……。今日の私たちの仕事も、きっとその景色の一部になっていることでしょう。(T.Y)





photo:toshiko,takako


