保全活動 楓杉峡景観整備

10月18日、環境保全部は皿倉八景のひとつ「楓杉峡」の景観整備を行いました。

活動前の天気予報は常に雨。雨が降るまでに出来ること、必ず行いたい保全活動を優先順位を考えながら作業の日を迎えました。

朝は小雨がらぱらつく時もあり、雨天装備もしっかり準備。集合場所のやまぼうしに行く前に活動場所を下見する熱心な部員達。

集合時間になると、早速ミーティングの開始。出欠の確認後11名で作業内容分担を確認し天気を気にしながらの出発です。

楓杉峡は、イロハモミジと杉のコントラストと、アーチ状の石積みの橋梁が見どころ。皿倉山を訪れる方に注目いただける景観にすべく、保全活動を行います。

作業前はうっそうとした状態でした。

登山者の皆さんからの声掛けを励みに作業する部員達。

お天道様も見ていてくれたのか、作業中に雨が降ることもなく

本日も無事作業を終えました。

第6回 森のカルチャー 山菜料理を作ろう

皆でこんな野草食べました

皿倉山ビジターセンター周りでシャク、つゆ草、

レモンマリーゴールド 等々摘みました

摘んだ野草は、きれいに洗って天ぷらにします

メニューは スタッフが下ごしらえした物も含めて8品

今回は 天ぷらは 各自揚げながら熱々を頂きました

秋の清掃登山

暑さ対策として、集合時間を通常より早い8時30分に設定して清掃登山を計画しましたが、この日の朝は思いのほか涼しい気候でした。一般参加者9名(うち初参加7名)とスタッフ11名の、合計20名の大きなグループで実施しました。スタッフによるコースの説明、体調管理および事故防止に関する注意事項の説明、そして準備運動を行った後、清掃登山に出発しました。

実りの秋といいますか、道端には平茸やたまこ茸が顔をのぞかせ、小鳥の好む木の実や真っ赤な彼岸花が目に映ります。ゴミを探す目にも、そんな秋の彩りが癒しとなってくれました。石壁の表面には青々としたマメヅルが這い、小さな命のゆりかごのようです。ゆめな、ユウガギク、ムラサキツメクサ、ブタナが競うように花を咲かせ、秋の訪れを告げていました。 

一行は、2合目広場で小休憩を取り(水分補給・服装の調整・飴の配布)、4合目と6合目でも水分補給のための休憩をはさみました。皿倉平では一斉清掃を行い、その後ビジターセンターへ到着。ささやかな感謝の気持ちとして、お菓子とジュースがふるまわれました。みんなで一息ついたあと、集合写真を撮影し、本日の清掃登山を無事に終了しました。


皆さんのおかげで、山は美しく保たれ、登山者がいつまでも愛せる山であり続けています。感謝の気持ちを込めて──また会いましょう!

皿倉山満喫、涼を求めて皿倉山上散歩

9月に入っても真夏日が続く中、少しでも涼しさを求めて「皿倉山満喫、涼を求めて皿倉山上散歩」を開催しました。山頂周辺は下界より3~4℃ほど気温が低く、林間コースを歩けば心地よい風に包まれます。今回は、山頂直下を周回するアップダウンの少ないルートを選び、咲き始めた秋の花々を楽しみながらの散策となりました。

しかし、この夏の異常な暑さの影響もあり、参加者の皆さんの中には久しぶりの山歩きという方も多かったようです。そのため途中で離脱する方も出ましたが、体調不良になった方を含め、全員無事に下山できたことは本当に安心でした。近年の気候変動の中で、安全に配慮した登山計画の難しさを改めて実感する一日でもありました。

それでも、花を写真に収めたり、木陰で涼を味わったり、自然の中での時間はやはり格別です。山頂に着いたときに吹いた爽やかな風と、広がる絶景には思わず「来てよかった」と声に出してしまうほどでした。国見登山道を下山するときには、達成感と心地よい疲労感が残り、まさに“清涼感を味わうひととき”となりました。