森のカルチャー:リースとスワッグ作り

11月21日(木)に行われたクラフトイベントでは、16名の参加者と8名のスタッフが集まり、自然素材を使ったリースやスワッグ作りを楽しみました。

今年は気候の影響で、例年のように素材を十分に収穫することが難しく、準備に苦労しました。しかし、事業部以外の会員や来館者の皆さまのご協力のおかげで、松ぼっくりやどんぐり、ヒノキの葉など、多種多様な材料を集めることができました。このようなご協力があったおかげで、参加者全員に満足していただける素材がそろいました。心より感謝申し上げます。

当日は、たくさんの木の実やスタッフが手作りした飾りを使って、個性あふれるリースやスワッグが次々と完成しました。それぞれの作品には、参加者の創意工夫と自然素材ならではの温かみが詰まっています。完成した作品を手にした参加者の皆さんの笑顔がとても印象的でした。

自然と触れ合いながら、楽しく創作活動ができるこのイベントは、スタッフにとっても嬉しいひとときでした。ご参加いただいた皆さま、素材の収集にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。また次回のイベントでも、皆さんと素敵な時間を過ごせることを楽しみにしております!

ほばしらパトロール~国見岩コース

先日11月17日、保全部はパトロールを行いました。

部員17名とガイド部から1名の18名の参加です。2班に分かれてのパトロールとなりました。

学習の森入り口から、A班は学習の森からう回路を、B班は帆柱神社から直登で、分かれてパトロールに向かいます。

枯木に印をつけ、修理の必要箇所をチェックしていきます。

傷んだ階段の補修箇所なども確認。

途中から、う回路と直登を入れ替えて登っていきました。

山頂付近は雲の中、うっすら色づいた紅葉がしっとりと。ふもとの紅葉は赤と緑のコントラストがくっきりと。パトロールではいろいろな秋も楽しめました。

ほばしら探検隊

いのちのたび博物館 学芸員特別講座・常設展見学

11月17日、ほばしら探検隊の子どもたちは、いのちのたび博物館に集合しました。この日は、博物館の学芸員さんによる特別講座と常設展の見学という、学びと発見が詰まった一日となりました。

午前の部:学芸員特別講座

まずは、学芸員さんによる講座が行われました。江頭学芸員さんは、両生類や爬虫類の標本を見せてくださいました。普段見ることができない貴重な標本を間近で観察し、その作成に多くの苦労があることを学びました。「標本を作る」という作業が、ただ物を残すだけでなく、研究の重要な一端を担っていることを実感しました。続いて竹下学芸員さんは、小さなカニの仲間である「ハクセンシオマネキ」を紹介してくださいました。このカニに関する熱心な研究から次々と新たな発見が生まれているお話に、子どもたちは感心しきりでした。「こんなに小さな生き物にも、知られざる秘密がたくさんあるんだね!」と興奮する声が上がっていました。

午後の部:皿倉山の樹木のひみつ

午後は真鍋学芸員さんによる「皿倉山の樹木のひみつ」に関する講座が行われました。皿倉山の風景が、時代や環境の変化とともにどのように移り変わってきたのかを、わかりやすく教えていただきました。自然環境の変化が山や植物に与える影響に、子どもたちは興味津々でした。

その後は博物館の常設展を自由に見学しました。地球の長い歴史を感じさせる展示物に触れ、「もっと見ていたい!」という声が多く聞かれました。それほど魅力的で引き込まれる展示でした。

最後に

楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後に学芸員の皆さんにお礼を伝えて解散しました。子どもたちにとって、自然や生き物への興味をさらに深める素晴らしい一日となりました。この経験を通じて、新たな発見や学びが、今後の探検隊活動に生かされることでしょう。

次回のほばしら探検隊の活動もお楽しみに!

紅葉の皿倉、河内の山・里歩き

11月16(木)、曇り空の下で「紅葉の皿倉、河内の山・里歩き」が開催され、一般参加者36名が集まりました。今年の紅葉は少し遅れ気味でしたが、所々に見える赤や黄色の色付きに、参加者の皆さんからは感嘆の声があがりました。

最初の急登となる洞見平までの道中、だんだん広場から登り始めると、息が上がるような道のり。それでも、たどり着いたフユサクラ広場では山中の静けさの中に赤いモミジと白いフユサクラが美しい対比を見せており、参加者たちはしばし足を止めて景色を堪能しました。

カエデの森やさくら広場にあるドウダンツツジも紅葉が始まったばかり。東河内登山道では、前日の雨で滑りやすい道に注意を払いながら、皆で声を掛け合い慎重に下山しました。空腹を感じ始めたところで長い西河内林道を進み、アジサイの湯を目指します。

アジサイの湯ではおいしい食事で体力を回復。全員が元気な笑顔で「集合写真」を撮影しました。午後の部最初の見どころである「ギンナン山」では、紅葉の見頃がもう少し先といった様子でしたが、そこからは奥田の里歩きへ進行。沿道に咲く小さな花々や田んぼに立つ案山子を楽しみつつ市瀬峠でひと休みし、最後は爽健の森を一気に登り切り皿倉平へ到着しました。

全員が無事10kmを歩き切り、ここで一次解散。三分の二ほどの参加者がスタート地点である銅像広場までさらに下山し、最終的に全行程12kmを完歩しました。所要時間は6時間28分。この充実した山旅は、参加者たちの満足げな表情に表れていました。

紅葉を楽しみつつ心地よい疲労を味わう素晴らしいイベントとなり、自然と歩く喜びを再確認する一日となりました。