保全部 BBQ大会

5月30日(土) 今日は待ちに待った保全部BBQ大会の日。
毎年、新入部員を歓迎するための恒例行事として行われていましたが、コロナ禍の影響でここ数年は中止となっていました。なんと今回は、7年ぶりの復活です!
ケーブル山麓駅に集合した部員たちの顔にも自然と笑みがこぼれます。

実は今回のBBQ大会は、まもなく北九州市を離れるため退部する部員の送別会と、怪我による半年間の入院・リハビリを終えて無事に復帰した部員の快気祝いも兼ねて、幹事と副幹事たちが企画してくれました。
主役の二人も加わり、さっそく準備に取りかかります。
調理班はビジターセンターの厨房で食材の下準備を担当。一方、火起こし班はヤマボウシ小屋からテーブルやコンロ・炭などをキャンプ場へ運び込み、火起こしを行いました。やがて炭に火が入り、いよいよBBQ大会の始まりです!

焼き担当の部員たちが、手際よく肉を焼いていきます。網の上では肉がジュウジュウと音を立て、その周りには新鮮な野菜が並べられました。香ばしい匂いが杉木立の間を抜けて広がり、みんなのお腹も一気に空いてきます。
久しぶりに顔を合わせた仲間たちは、近況報告や山での思い出話に花を咲かせながら、楽しいひとときを過ごしました。

すると、一匹のアサギマダラがひらひらと舞い降りてきて、部員の足元にちょこんと止まりました。人を怖がる様子もなく、まるで「今日は私も仲間に入れてね」と言っているかのよう。その愛らしい姿にみんなの顔がほころびます。

楽しい時間が流れる中、仕事を終えた部員が急いで駆けつけてくれました。手にしていたのは、なんと大きな大きなマシュマロ!思いがけない差し入れに歓声が上がります。
会の締めくくりは、そのマシュマロを手にした乾杯です。送別される仲間の新たな旅立ちと復帰した仲間のこれからを願って……みんなで声を合わせました。そして残り火でこんがりと焼いたマシュマロは外は香ばしく中はとろり。大人たちも童心に返ってその味を楽しみました。

後片付けも全員で協力して行います。テーブルやコンロは次々と片付けられ、あっという間にキャンプ場は元の姿に戻りました。

お天気にも恵まれ、杉木立に囲まれた自然豊かなキャンプ場で過ごした一日。送別と快気祝い、そして7年ぶりのBBQ復活という特別な時間を、仲間たちと分かち合うことができました。
炭火のぬくもりと仲間たちの笑顔。
そのどちらもが心に残る、保全部らしい温かな一日となりました。(T.Y)

photo:Lifeng ,takako

保全作業 煌彩の森🌲

5月23日(土)  保全作業の日。
今日も保全部員14名の仲間がヤマボウシ小屋に集まりました。
本日の作業は、ヤマボウシ小屋から皿倉の泉付近までの伐木作業です。
前回のパトロールで確認した危険箇所をもとに、幹事が時間をかけて作業予定資料を作成してくれていました。

朝から気合十分の部員たち。
道具を担ぎ、それぞれの持ち場へ向かいます。

最初の現場へ到着し作業を始めましたが、今日は青空の広がる登山日和。次々に登山者が頂上を目指して登ってきます。
そのたびに誘導係の仲間が声をかけ、合図を送り、作業はいったん中断。安全確認を最優先にしながら、慎重に作業を進めていきました。
中には小さなお子さんの姿もあり、急な坂道を一歩ずつ登る姿に、
「あとちょっと、頑張れ!」
と、思わず声をかけたくなる場面も…。
また、私たちの姿を見つけて
「作業お疲れ様です!」
と声をかけてくださる登山者の方々もいて、その言葉に背中を押されるように、みんなのやる気もさらに高まっていきました。

そして今日は、昨年入部した部員の一人にとって、チェーンソー初仕事の日でもありました。講習会を終え、初めて現場でチェーンソーを握ります。
先輩部員から立ち位置や受け口・追い口の確認など、丁寧な指導を受けながら真剣な表情で伐木開始。
やがて木が狙った方向へ見事に倒れると、現場から自然と拍手が湧き起こりました。
新しい力がまた一つ、山の中でしっかり育ち始めています。

12時に昼食を取り、しばし休憩。
午後になると登山者も少なくなり、作業はさらに順調に進みました。

本日の伐木本数は15本。
疲れた足を前へ運びながら、午後2時すぎ、全員無事にヤマボウシ小屋へ到着。

山を歩く人の安全のために流した汗と、仲間たちの声が響いた一日。
皿倉山の道は、今日もまた少しだけ歩きやすく、優しい道になりました。(T.Y)

photo:miho,takako

パトロール 煌彩の森コース🌲

5月16日(土) パトロールの日。
保全部員14名と研修生7名の21名がケーブル山麓駅前のふもと食堂に集合しました。

今日のルートは、ふもと食堂からだんだん広場、洞見平、河内貯水池分れ、森林植物園分れ、桜広場、薬用植物園、ヤマボウシ、そして煌彩の森コースを経て会員駐車場へと続く長い行程です。

パトロールは「パトロール班」と「簡易保全班」に分かれて行動しました。
パトロール班は、立ち枯木や倒木危険木、横断溝の状態などを確認しながら慎重にルートを歩きます。

一方の簡易保全班は、ヘルメットを着用し、高枝鋸や唐鍬、腰鉈、鋸を使いながら細い枯木や枝に引っかかった危険な枯枝を取り除いていきました。

途中には、保全部員有志が時間をかけて自主作業で整備してきた階段もあります。
一段一段に積み重ねられた努力を感じながら、その道を登っていきました。

この日は気温が大きく上がり、歩き始めてすぐに汗ばむ陽気に…。
河内貯水池分れへ到着する頃には、研修生が1名リタイア。部員たちの表情にも疲労の色が見え始めていました。
そこで幹事が全体の体調を考慮し、急遽ルートを変更。
河内貯水池分れから小曲りを経て森林植物園入口へ歩き、ヤマボウシ小屋へ向かうことになりました。

ヤマボウシ小屋では、ゆっくり昼食を取りながらしばし休憩。疲れた身体に温かな時間が戻ってきます。
そして13時。
いよいよ本日のメインとなる煌彩の森コースのパトロールへ。

山側奥に危険木が見つかり、すぐ近くまで入ることができない場所もありました。
そのため登山道脇の木へテープを巻き、矢印を書き込んで、次回の保全作業へ繋ぐ目印を残していきます。

また、見返り坂では直登コースと迂回路コースの二手に分かれ、細かな異常も見逃さないよう丁寧に確認を続けました。

15時前、全員が無事に会員駐車場前へ到着。いつもの反省会では、研修生たちからも感想が語られました。
暑さに体力を奪われながらも、仲間を気遣い、状況に応じて判断を変え、無理をせず安全に歩き切った一日。

山の整備は、木を切ることだけではなく、“人を守る判断”を積み重ねていく活動なのだと、改めて感じるパトロールとなりました。(T.Y)

photo:toshiko,yasuko,takako

保全作業🌲東河内登山道②

5月10日(日) 保全作業の日。
ヤマボウシ小屋に、保全部員16名と研修生3名、合わせて19名の仲間が集まりました。
空は見事な五月晴れ。
吹き抜ける風も爽やかで、「今日は作業が進みそうだね」と、自然とみんなの表情も明るくなります。
本日の作業は、4月から続いている東河内登山道。一の出合〜東河内登山口間の整備。

伐木道具や資材は、“あまね号”が一の出合まで運んでくれることになり、出発前にはみんなで車を見送りました。
頼もしい後ろ姿に手を振りながら、それぞれがヘルメットを締め、現場へ向かいます。

一の出合へ到着後は、伐木班と登山道班に分かれて作業開始。
倒木の処理、歩きにくくなった路面の整備、枝払い…。
汗ばむ陽気の中でも、誰一人声高に語ることなく、黙々と目の前の仕事に向き合う部員たちの姿がありました。

山を歩く人には気づかれないような小さな作業の積み重ね。けれど、その一つひとつが、安心して歩ける登山道を支えています。
午後2時すぎ、全員無事にヤマボウシ小屋へ到着。疲れた表情の中にも、どこか満ち足りた空気が漂っていました。
新緑が光る皿倉山。
その静かな山道には、今日もまた、仲間たちの確かな汗が染み込んでいます。(T.Y)

photo:kyouko,toshiko,sekiko,takako