保全作業🌲東河内登山道②

5月10日(日) 保全作業の日。
ヤマボウシ小屋に、保全部員16名と研修生3名、合わせて19名の仲間が集まりました。
空は見事な五月晴れ。
吹き抜ける風も爽やかで、「今日は作業が進みそうだね」と、自然とみんなの表情も明るくなります。
本日の作業は、4月から続いている東河内登山道。一の出合〜東河内登山口間の整備。

伐木道具や資材は、“あまね号”が一の出合まで運んでくれることになり、出発前にはみんなで車を見送りました。
頼もしい後ろ姿に手を振りながら、それぞれがヘルメットを締め、現場へ向かいます。

一の出合へ到着後は、伐木班と登山道班に分かれて作業開始。
倒木の処理、歩きにくくなった路面の整備、枝払い…。
汗ばむ陽気の中でも、誰一人声高に語ることなく、黙々と目の前の仕事に向き合う部員たちの姿がありました。

山を歩く人には気づかれないような小さな作業の積み重ね。けれど、その一つひとつが、安心して歩ける登山道を支えています。
午後2時すぎ、全員無事にヤマボウシ小屋へ到着。疲れた表情の中にも、どこか満ち足りた空気が漂っていました。
新緑が光る皿倉山。
その静かな山道には、今日もまた、仲間たちの確かな汗が染み込んでいます。(T.Y)

photo:kyouko,toshiko,sekiko,takako

保全作業 東河内登山道🌲

4月18日(土)保全作業の日。
保全部員10名と研修生2名、計12名がヤマボウシ小屋へ集合しました。
この日は九州製鉄所八幡協力会のイベントもあり、皿倉山は朝から多くの登山客で賑わっていました。ケーブルカーも臨時便が出るほどの盛況です。

空は今にも雨がこぼれそうな気配。すでに小雨もぱらつき始めていました。
そのため作業は12時半までとし、小屋へ戻って昼食を取る段取りに変更。
打合せを終えると、それぞれが手際よく道具を準備し出発しました。

本日の作業は、先週のパトロールで確認した東河内登山道下山口から一の出合までの立ち枯木の伐採と横断溝の清掃です。
足元に気を配りながら、滑らないよう慎重に現場へ向かいました。

現地では2チームに分かれ、効率よく作業を進めます。
それぞれが役割を果たし、声を掛け合いながら黙々と手を動かす時間——その積み重ねが、登山道の安全を支えています。

予定していた作業は時間内に無事終了。
伐採班と横断溝班も下山口付近で合流し、午後1時前には全員そろってヤマボウシ小屋へ戻ることができました。

昼食の後は反省会を行い、解散。
雨に追われるような一日でしたが、仲間とともに汗を流し、山に手を入れた確かな手応えが、静かな達成感となって胸に残ります。
それぞれの帰り道、今日整えたこの道を、誰かが安心して歩いてくれる——
そんな思いを胸に、山を後にしました。(T.Y) photo:sekiko,yasuko,takako

パトロール 東河内登山コース🌲

4月12日(日)東河内登山コースパトロールの日。19名の保全部員がヤマボウシ小屋に集合しました。
本日は東河内登山道を一旦下り、昼食後は
一の出合〜大曲り〜植物園東ゲート〜森林植物園分れ〜河内貯水池分れ〜洞見平〜神山分れ〜国見皿倉登山口〜会員駐車場へと続く、長い行程を歩きます。

参加者が多いため、倒木班と登山道班の2班に分かれてパトロールを行います。
新幹事が事前にリーダー・写真・記録・調査員を振り分けてくれていたおかげで、出発はとてもスムーズでした。
倒木班は立ち枯れや倒木の危険がある木を確認し、登山道班は横断溝の状態を中心に観察しながら下っていきます。

二の出合から一の出合へ向かう途中、この登山道を大切に思う有志の方々が自主的に整備された休憩場所に出会いました。
人の手と想いがつながって、この道が守られていることを改めて感じます。

一の出合では水分補給。
満開のシャガが静かに咲き、ひとときの疲れをやわらげてくれました。

12時半過ぎ、河内サイクリングセンターに到着。
水位の下がった河内貯水池を気にかけながら、短い昼食をとります。

後半はひたすら歩き、駐車場へ。
長い行程の中で確認した数々のポイントは、来月の保全作業へとつながっていきます。

一歩一歩の積み重ねが、この登山道の「これから」をつくっていく。
そんな手応えを胸に、それぞれの帰路につきました。(T.Y) photo:megu,yoshiko,takako

保全作業 爽健の森コース🌲

4月4日土曜日。新年度になって初めての保全作業の日。
保全部員10名と研修生2名、計12名がヤマボウシ小屋に集まりました。
朝からあいにくの雨。
山に入ることは叶わず、午前中はミーティングの時間となりました。
今年度の年間計画表に目を通しながら、どうすればよりよい成果につながるか――
一人ひとりが思いを出し合い、静かに、しかし確かな熱を帯びた話し合いが続きます。

やがて、空が少しずつ明るみはじめました。
雨は上がり、雲の切れ間からのぞく青空。
その変化に背中を押されるように、私たちは早めの昼食をとり、作業へと向かいます。

爽健の森へ下る入口には、今日参加できなかった仲間たちが、あらかじめ横木や杭を用意してくれていました。
顔は見えなくても、確かにそこにある“つながり”。保全部員ならではの、静かな連携です。
資材を分け合いながら運び、現場へ。

作業は効率を考えて2チームに分かれ、それぞれの持ち場で黙々と取り組みます。

途中、長い横木が必要になる場面もありました。周囲を見渡し、枯れかかった木を選び出して活用。
また、杭が足りないと判断した部員は、迷うことなく山道を駆けて小屋へと戻ります。

誰かが指示するわけでもなく、
それぞれが考え、動き、補い合う――
そんな積み重ねの中で、作業は着実に形になっていきました。
午後からの短い時間でしたが、12名の力がひとつになり、無事に作業は終了。
ヤマボウシ小屋へ戻るその足取りは、どこか軽く、そして少しだけ誇らしげでした。
新しい年度のはじまりにふさわしい、確かな一歩となりました。(T.Y)